この度、SUNDAY ISSUEでは、松堂今日太と宮本亜門による2人展、“Unseen”を開催いたします。

ガラス作家、舞台演出家としてそれぞれ活動している2人は、
2008年の“GOØD DESIGN”展より内なる意識を表現する試みとして、
KYOTA!&AMONというアートワークユニットをつくり、作品を制作し、展示して参りました。

2回目の展覧会となる今回は、2人の作家の共通のキーワードである、 ミエナイモノ について、
松堂はガラスを使用し、宮本は木材を使用して、新作を発表いたします。

会期中、以下のトークイベントも予定しております。

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【トークイベント日程】

 11/19 15:00~16:00 松堂今日太 & 宮本亜門
 11/22 20:00~21:00 松堂今日太 & ヴィヴィアン佐藤KiNG
 11/23 15:00~16:00 松堂今日太 & 宮本亜門
 11/26 20:00~21:00 宮本亜門 & 山川冬樹

 ※1ドリンク注文制となります
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“ Unseen ” 
ミエナイモノ

かつて太陽と月の周期の中に時を見いだし、呼応していた時代、人々にとって 光と闇は、
霊的なイマジネーションを喚起し、より確かなものとしてそこに存在していました。
その後何世紀も経て、人為的に作られた機械的時間の概念/自然と切り離された時間は、
本来分断することのできない 持続的時間の中の一瞬 秒単位に、焦点を当てることを可能にしました。

その一瞬に、私たちは何を見ることができ、また何が見えなくなったのか。

今回 松堂今日太は、受け継がれていくもの、同時に変化する曖昧な観念、脆くも強い生命の鼓動を、
ガラスという材を用いて可視化し表現します。
宮本亜門は、人の手が係らず自然によって作りだされた造形物に対し、
科学という人類によって生み出された知恵を組み合わせ 1つの造形物にすることで、
モノに宿っている空間と時間を切り取り表面化することを試みます。

過去を保持し、 過ぎた時間を忘れる。
私たちの時間は記憶と忘却によって持続されつづけています。
作品を通して、自身の意識を存在するありのままの相と交錯することは、
移ろう時間と共存する記憶の断片を想起する手掛かりとなるでしょう。

【Artist Profile】

松堂 今日太
1973年沖縄生まれ。
東京ガラス工芸研究所を経て、長崎で吹きガラスの制作・デザインをする。
ニューヨーク在住4年間、ナショナル・アカデミー・オブ・デザイン・スクール・オブ・ファインアーツに
通いながら、アーバングラスで制作し、ギャラリーやショップで作品を展開。
2004年、日本クラフト展入選。
2006年、広尾のギャラリーで個展を開催。 
2007年、琉球ガラスとウルシを融合させたLaglassのデザインを手がける。
2008年、宮本亜門とKYOTA!&AMONのユニットで『GOØD DESIGN (ゴッド デザイン)』展を開催。
2010年、ロンドン短期滞在。セントラル・セント・マーチンズにてキュレーションや舞台装置・衣裳コースを専攻。
「3331アンデパンダン」出展。
2011年、吹きガラスの手法を酸素バーナーでパイレックスガラスを用いた作品へ移行し、制作を続ける

宮本 亜門
1958年東京生まれ。
出演者、振付師を経て、2年間ロンドン、ニューヨークに留学。
帰国後の1987年演出家としてデビュー。
2004年、ニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を東洋人初の演出家として手がけ、
同作はトニー賞の4部門でノミネートされる。
2007年、米・サンタフェ・オペラで現代オペラ「TEA」の上演。
2008年、米・ワシントンのジャパンフェスティバルで「UP IN THE AIR」を発表。
2008年、松堂今日太とKYOTA!&AMONのユニットで『GOØD DESIGN (ゴッド デザイン)』展を開催。
2010年、ロンドンのウエストエンドでは日本人初の演出家としてミュージカルを上演する。
神奈川芸術劇場(KAAT)の芸術監督に就任。
2011年、三島由紀夫「金閣寺」を舞台化し、リンカーンセンターフェスティバルで上演。
ミュージカルのみならず、ストレートプレイ、オペラ等、活動の場を世界へ広げている。

企画:WM affice
企画/協力:SUNDAY ISSUE
照明協力:松本 永

協賛:COEDO BREWERY

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【report】

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