「盗む」をテーマにしたフランス現代アートのグループ展、
「Diary of a Thief」に合わせて、本を選びました。

「盗む」と言っても、さまざまな意味があります。
他人の振る舞いに従ったりするときのことを考えれば、
私達は常に他人の眼を、動きを、行動を盗んでいるとも捉えられます。
例えば、職人が技を盗む、というときには、
「盗む」という言葉のスリリングさの中に生じる
ポジティブなニュアンスが感じられます。

展示とともに、本をめくりながら、
「盗む」について、改めて考えを巡らせてみてください。